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ルックアウト/見張りの4423のレビュー・感想・評価

ルックアウト/見張り(2007年製作の映画)
3.5
自分が起こした事故で記憶障害という重い障害を負ってしまったクリスは、毎日必死になってメモを取りながら生きている。自分のせいで友人を亡くしてしまった苦悩、上手くいかない生活。そんな生活を必死になって生きようとするのは彼に罪の意識があるからなのか。クリスが週に1度、事故現場を訪れるのも罪の意識からとる行動なのかもしれない。
銀行強盗の計画に乗ってしまったのも今までの生活を変えたいという思いからなのだろうが、最終的には何も変わりはしない。寧ろ、前の生活の方が良かったのかもしれないと思わせるような後味の悪いラスト。
クリスの友人であるルイスの『リストじゃなくてストーリーを考えろ。途中が分からないなら結末から話せよ』という台詞が印象に残る。
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