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イングロリアス・バスターズのhzkのレビュー・感想・評価

5.0
なんといってもクリストフ・ヴァルツ様。
最高の俳優に出会ってしまったと思ったら、それはタランティーノも同じだったらしい。
「最初に脚本を書いている段階では、ランダは特に語学の天才というわけではなかったが、徐々にそうなった。ランダを完璧に演じてくれる俳優が見つからなければ、映画の製作そのものを諦めざるを得ないと思っていた。そして決断の期限まで1週間というところで現れたのが、クリストフ・ヴァルツだったんだ。彼は素晴らしい。彼にできないことはない」
↑これ読んだ時泣いたよね。
こういう熱いエピソード大好き…

ナチスを扱ってるのに重苦しい雰囲気にも軽々しくもなりすぎず、章が分かれてるから長くも感じない。この長さでずっと面白いって凄くない?
4カ国語を操るランダ大佐が最高♡
ここからは英語で話したい、とか都合良すぎて笑った。
That's a BINGO!とかかわいい!ドラえもん並みのポケットも好き。でかいパイプもお洒落な靴も入ります。
お茶目な紳士風なのにユダヤ人をネズミに喩えて話す残酷さとか穏やかだけど有無を言わせぬ威圧感が恐ろしくてそれも魅力。
シュトゥルーデルに煙草刺すとこ痺れる。
笑顔からスッと表情が変わるとことかブルブル。

タランティーノの映画と音楽の知識ってものすごい引き出しがあって、そこから厳選して選んで自分の色をつけるセンスと才能がある。
オマージュだって決してパクリなんて低俗なものじゃなく、リスペクトと愛があるから出来ること。
そういうとこがほんとに好き!
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