ねこ

新バーニング 鬼火伝説/虐殺の谷のねこのレビュー・感想・評価

3.7
20年以上前ですが、レンタルVHSで観た事があったけど内容は全く記憶になかったのですがDVD化されてたのを発見し購入しました。
当時、名作バーニングの方がVHSもDVDも存在せず、なんとかパンフレットだけ入手しましたが観たくてたまらなかった欲を満たす代わりにタイトルだけでレンタルした記憶。
もちろんバーニングとは関係無い作品ですが、なんならこっちの方が古くてバーニングのヒットにあやかって新バーニングと邦題が付けられたのか?

キャンプに来た若者が火傷を負った何物かに次々と襲われる話なので、バーニングとたしかに設定は似ている。
バーニングのクロプシーは巨大ハサミを凶器に襲ってきますが、こちらはジャケに騙されがちですがわりと怪力だけで襲ってきます。

久しぶりに観たらサンドイッチのくだりとロッククライミングのくだりだけは思い出しました。
しかしながらすごく癖の強い編集が印象的すぎてそこが気になりすぎます。
野生の生物とキャンプの様子などのクロスカッティング法が死ぬほど多用されています。何種類の生き物が登場したか数えたくなるほど、悪く言えばしつこすぎるほど生き物→人間→生き物→人間みたいに繰り返され続けます。
あとはカットバック法もめちゃくちゃ多くて、この2種類の編集技法だけで作られてるのではと感じる程でした。

あとは男女6人でキャンプしていますが、ヒロイン(主人公)が誰なのかが最後までわからない。むしろ主人公は居なかったのではと思える程、みんな同等レベルの存在感。逆に斬新でした。

そしてモンスターの姿を最後の最後まで見せないのは良かったのに、裏ジャケにモンスターの顔と殺されるやつほぼ全員の殺害シーンの写真載せるのをやめい😡完全ネタバレです。

オチはまぁ意外性あった方だと思うし、70〜80年代の古臭いフィルム感がすごく好きなので結局こういう作品って買っちゃうよねって事を言いたい。
そしてこれを子供の時にレンタルしてた自分のセンスを褒めてあげたい。
ねこ

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