エイリアン シンドロームのクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

森でキャンプしてたらエイリアンに誘拐されちゃった！でも気づいたら見知らぬ病院で解放されてた！？ここはど私は誰！？

初期アサイラム作品。
病院というか群の施設という触れ込みの場所の安っぽさだったりエイリアンのハリボテ感はかなりあるんだけど、施設に関しては多少なりとも場所を変えてのシーンが多かったり、エイリアンも小出しにすることでチープさを目立たないようにしていて、ところどころのグロテスクな描写もなかなかよくできている。

ちゃんと含みのあるストーリー展開や終盤まさかの展開があったり、脱出劇があったりして中々面白い。

死んだ後に顔面からブシャーと出てくるのなんでなん？と思ったら終盤しっかり連中が「コピー」だからというネタバラシがあるのもいい。

主治医が最後まで協力的だったのは結局謎だったりするのだけど、「いずれまた見せられる」という絵柄の伏線やSDカードを持ち出して無事で地球帰還できたことに対しての含み笑いで締めるのはなかなかニクイ終わり方だった。

安さは気になるけど少なくとも真面目に撮られてるんだなかというのが伝わってきて面白かった。