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ブレインダメージの一人旅のレビュー・感想・評価

ブレインダメージ(1987年製作の映画)
3.0
フランク・ヘネンロッター監督作。

『バスケット・ケース』(1982)のフランク・ヘネンロッターが演出を手掛けたB級ホラーで、寄生虫の宿主となった青年が体験する快楽と恐怖を描きます。

ヘネンロッターの奇形趣味全開なB級ホラーです。寄生虫の宿主となった青年が寄生虫が出す分泌液を脳に直接注入され麻薬に似た快楽体験の虜になっていくというぶっ飛び映画です。

寄生虫の造形は男根型で、醜悪な見た目とは裏腹にダンディーな声で流暢な英語を話すというユニークな生態を持っています。寄生虫は餌として人間の脳を欲し続けるため、宿主である青年は寄生虫に人の脳を提供する見返りに、麻薬作用のある分泌液を脳にぶち込んでもらいます。青年&寄生虫の不気味な共依存関係を、分泌液でトリップした青年の幻覚映像を交え描いて、麻薬依存の恐怖を分かりやすく教えてくれる新感覚社会派モンスターホラーとなっています。
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