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三代の盃
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『三代の盃』に投稿された感想・評価

勝新マニアを自認しつつ未見だったのだが、まさかこんな傑作だったとは。
「任侠映画」というジャンルが孕む矛盾と欺瞞へのアンサー、1962年時点でもう出してる。

序盤の勝新は侠客に憧れる若い三下で、まだ盃も貰っていない。
考えナシでうるさくガキっぽい。50年代の白塗り時代によくやってたような役回りだ。
数年の修行に出されて色々な経験を経て、レベル100ぐらいになって故郷に帰ってくるわけだが、そこでは完全に『悪名』以降の超人的な風格が漂っていた。
つまり白塗り時代の演技と、『悪名』以降の無頼なイメージを意図的に使い分けている。
旅の前後でメイクも変わってる(青二才時代だけ目の周りに隈取がある)ので確信的だと思う。

多くの観客のお目当てであろう勝新の立ち回りはかなり少ない。
中盤、旅先で大きな出入りを仲裁するシーンがあるが、そこも立ち回りではなく勝新自身のエンコ詰めで事を収めている。
立ち回りらしい立ち回りというと、終盤に敵の黒幕を2,3人仕留めるだけだが、そこも決して派手な殺陣ではなく、暗闇の中で無駄なく一瞬のうち仕留めていく。
ここの演出がノワール風というか、様式的な殺陣というより「殺し」のニュアンスが強く、これでもかと陰影が効いていて実に格好良い。
最後の最後、勝新の選択にまた感心させられる。
静かな始まり。この静けさは、最後まで持続される。美術も、衣装も、抑えた色彩。斎藤一郎には珍しい、渡辺宙明のような音。河津の善玉は、表情が優しい。森一生監督の隠れた傑作。
暫定マイベスト森一生
磨き込まれた任侠の型を観た