柏エシディシ

ナンニ・モレッティのエイプリルの柏エシディシのレビュー・感想・評価

3.0
「親愛なる日記」と似た感じのエッセイシネマ。
ベルルスコーニが政権を握った1995年イタリア。左派の劣勢に憂慮を募らせる何となく今の時代の空気感が重なる。
父親になるプレッシャーと映画監督としてのプレッシャーをモレッティらしいユーモアで綴る。ミュージカルなんて撮れないヨォ〜と言いつつ、最後に見事に演出してみせるのが粋。
イタリアの人たちのお喋り好きというか、軽口に滲む何とも言えない人懐っこさが心地良い。
柏エシディシ

柏エシディシ