たぶ

キープ・クールのたぶのレビュー・感想・評価

キープ・クール(1997年製作の映画)
4.0
1997年製作で、公開当時に見たのだから、もう20年以上前なのか。
内容もほとんど覚えてなかった。なんかギラギラ暑苦しい雰囲気だったのは覚えてるのだけれど。今回初見の気持ちで見れた。

とにかく手持ちカメラで画面がゆらゆらなので少々頭が痛くなる。
北京の雑然とした小汚ない雰囲気がいい、北京の今は小綺麗な場所も増えたので、このひと昔前な雰囲気は、慌ただしい作品の内容にもあっている。

基本はコメディだが、当時の北京で起こりうるリアリティも感じられる。
登場人物も皆エネルギッシュ、台詞が多く、中盤のレストランシーンが、かなり台詞中心で展開されるが、クライマックスで使われるであろう包丁が緊張感を与えてくれるので、まったく目が離せない。

李保田って、こんなひょろいおじさんの役ができるのか、とちょっとイメージを覆された。
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