1953年の映画。冒頭に実際の記録に基づくものであるとあった。手元に『タイタニック号の最期（1955年）』の本がある。ウォーター・ロード著。この本より前に作られた映画か！
あの有名なディカプリオの映画でも沈没当日の日曜日礼拝の場面があった。1953年の映画で歌われた聖歌は『Holy, holy holy, Lord God almighty』。ジェイムズ・キャメロン監督の映画『タイタニック』（映画開始後75分）の中で使われている聖歌は、『Eternal Father, strong to save』だ。 1860年（作詞：William Whiting1825-1878) に基づく歌だ。といっても、キャメロン監督の映画では、後にRobert Nelson Spencer(1877-1961)なる人物が1940年に作詞した『Almighty Father, strong to save』が使われている。つまり、タイタニック沈没後に作られた歌詞を映画で歌っているのだ。謎！
1953年のこの映画とキャメロン監督の映画での礼拝での聖歌は違う。複数の聖歌を歌うので、どちらの聖歌も歌った可能性はあるのだが。最後の『主よみもとに近づかん』はどちらの映画でも使われていた。
