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ワース 命の値段のnancyのレビュー・感想・評価

ワース 命の値段(2019年製作の映画)
3.8
「人の命に値段をつける」。そんな仕事を無報酬で引き受ける弁護士たちの苦闘が描かれていた。9.11の犠牲者,7,000人の遺族に、それぞれの「損失」に応じた補償額を算定する。もちろん、遺族とはぶつかる。指揮を執ったケンは、次第に方法を変えて、一人ひとりの話に向き合うようになる。実話というのも凄い。米国政府が事故後、すぐに、被害者と遺族を救済するという補償制度を立ち上げるというのも凄い。後に予想される集団提訴を回避するという危機管理意識! 「日本政府だったら、どうしただろう?」と思ってしまった。
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