終始おしゃれな映画。
映像、ファッション、インテリア、どれも素晴らしい。
成功する天才、というと元々素質があって、そのまま飛躍していくようなイメージだったけど、シャネルは違う。20代後半から始めた帽子屋から始まる。それまで歌手を目指して挫折し、居候?のような暮らしをしていたなんて、想像できなかった。
この映画はサクセスストーリーというよりもその前のシーンの方が多い。シャネルが人生に迷っている、そんなシーンが続く。そこに現実味があって、ラストシーンに繋がる味わいがある。
シャネルというブランドはシャネルのこういう経験が織り込まれたものなのだとわかり、もっと深く知りたくなりました。