Wilhelm

戦場のピアニストのWilhelmのレビュー・感想・評価

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)
3.8
戦争中でも希望を持って生きていくような明るさがある映画かと思って見ましたが、全然ちがいました。

戦争とユダヤ人迫害がリアルに描かれている作品でした。なぜユダヤ人ってあんなにひどい迫害を受けなければならなかったんだろう。そんなことを考えさせられました。

ピアノのシーンは基本平和な時にしか出てこないので、有名なピアニストが主人公だけど、他の人々と同じで戦争に苦しむ日々。恐怖に怯えて必死に生きているところも、他の人々と変わらないんだなと思います。
文化は人に希望をもたせる力があると思っていたけど、これが現実なのかなあとちょっと気分が下がりました。今こういう状況なだけに。

でも綺麗事じゃない映画もいいですね。もう戦争が起きないようにこういう現実が出てくる映画を見て勉強したい、自分なりの考えを持ちたいと思いました。

あと個人的にエイドリアンプロディの目がめっちゃ澄んでて好きです。
Wilhelm

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