Wilhelm

きっと、うまくいくのWilhelmのネタバレレビュー・内容・結末

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

以前から気になっていた映画でしたが、やっと見れました。想像していた倍以上良かったです。

ラストシーンで、お産のために工学部生みんなが総出で、車から電気を集めて吸引器を作るシーンがとても印象的でした。
学ぶというと、机上の勉強が想い浮かびますが、本質はそうではない。また本来勉強は大学に行くためや、就職するためにする
ものではない。こうやって困難な状況を乗り越えられるようになるための、生きていく知恵なんだなと。学ぶことについて考えさせられたシーンでした。

また、ラージューの飛び降りシーンもとても印象的でした。調べてみると、インドも日本同様若者の自殺が多いようです。ラージューの場合は、家庭的にかなりのプレッシャーが元々あり、必死に頑張ってエンジニアになろうとするけど上手くいかず、学長にも意地悪く苦渋の決断を迫られ、飛び降りた。見ていてとても辛かったです。自殺を減らすには、プレッシャーを感じる生き方をしないようにすることも一つかもしれないと思いました。どうやってするのかはまだわかりませんが、、、

ランチョーがファルファーンに写真家になれと言ったみたいに、自分の才能に気づいて、それを役立てる生き方をしてみることも豊かな生き方をする為の秘訣なのかと思いました。

最後ボリウッドダンスがあればいいのになと思ったのと、ちょっと長いかなと思ったので、今回は4.8です。とても素晴らしい作品でした。
Wilhelm

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