青の

アングスト/不安の青ののレビュー・感想・評価

アングスト/不安(1983年製作の映画)
3.0
【 ソーセージ美味そう 】

サブタイ通りの「不安」正にそれ。
カメラアングルや劇伴。そして犯人の挙動、手際の悪さと落ち着きの無さ。
実際の事件を実録風に追いながら、ブツブツと語り続ける犯人のモノローグで被せる手法が曇天な背景と相まって、とにかく終始ソレでしかない。

『上映禁止作品ランキング』みたいなヤツでは必ず名が挙がっている様だが、極端な血飛沫やグロ、凌辱シーンは無い(人による)。
ただ「そこまで見せない」のに、何故か障る。
それはたぶん、犯人役の演技力の賜物かもしれない。
とにかく「こいつだけは世に放ってはダメだ」感が伝わる。

その犯人の挙動(役作り)は凄いのだが、作品としては何も残らない。
否、不安だけしか残らない。
内容が内容なだけに、そこに何かを求めていたわけではないが、最後は「でしょうね」って感じ。

人に薦められるような作品ではないけど、出来るだけフラットな感覚で視聴しても、つまらないとか駄作とかって訳でもない。
でも、なんだろ?この不安な感じ。
青の

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