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侠女/俠女 第二部:最後の法力のmz5150のレビュー・感想・評価

3.8
下集の今作はグーが旅立って赤ちゃんと出会う辺りからだと思われる。上集・下集共に怪奇的演出とチャンバラ活劇のバランスも良く目が離せない。下集クライマックスはスピリチュアルで怪奇と幻想の狭間をさまよっているような努力が演出に見られる。

武術指導のハンインチェ今作は出てこんなと思っていたら、なんと少年の面影が残るサモハンを引き連れ堂々のラスボスで登場、サモハンの上唇にケガの跡がまだない。先日見たポリスストーリーの裁判長が赤い袈裟の大師として重要な役割を果たす。ハンインチェの殺陣はチャンバラとしては当時一級品だと今作で初めて気づいた。

上集・下集合わせて見事な脚本と演出である怪奇的幽霊モノ的演出とチャンバラ、忠臣の娘の逃亡と復讐、娘に恋をしたマザコン書生の知略、キャラ立ちし曰くありげに行動する登場人物たちと興味は尽きない。
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