ねぎおSTOPWAR

晩秋のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

晩秋(1981年製作の映画)
3.8
予告が終わってスクリーンがグィーーンと広がった時に「やった!来た!」と興奮してしまいましたよ‼️素晴らしいシネスコ‼️
撮影監督はさすがのチョン・イルソン‼️
独特のと言うか彼の好きな構図ですねー。
イム・グォンテク監督と組んだ時は指示が強いのか、彼の良さはあまり見られないんですよね。でも究極は「ファン・ジニ」でしたね。そして今作はそこで観た画角も度々出てきたので、やはりこのカメラマンのセンスでしたね!

・・しかし韓国映画の弱点は音声と音楽でしたね😆
2023年の今はもう埋まってるけど、2000年までのそれらはかなり向上の余地を感じます🤣

さて「晩秋」。
大元は1966年巨匠イ・マニ監督の作品です。もうフィルムは現存しないそうで・・。
そしてソウルでこれを観た齋藤耕一監督がリメイク権を買って1972年日本において「約束」という岸恵子×萩原健一が出演する映画に仕立てました。続いて1982年にキム・スヨン監督がリメイクしたのが今作です。
「約束」と今作を観ると、元作が偲ばれます。ほぼほぼ小ネタ含め似通っているので、おそらくは忠実なリメイクなのでしょう。
今作の主演はキム・ヘジャさんですよ!・・「母なる証明」の母と言えばわかりますよね!
で、相手役の男優はチョン・ドンファンさんです!・・「冬のソナタ」のサンヒョクの父ちゃん役と言えばわかりますよね!?
いやあこのお二人のラブロマンスですからね、感慨深いというかなんと言うか😆

きっとこの女はずーーっと公園で待ち続けるんだろうなあ・・って余韻。
「約束」との微妙な差が20世紀当時のモラル価値観を表していてこれもまた興味深いですね。


<おうちでシネマート>にて鑑賞可能ですよ!


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