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イグジット・スルー・ザ・ギフトショップのnobu0326Jのレビュー・感想・評価

3.9
基準が分からなくなるお話。

芸術とは何なのだろう。
一枚の絵画に心を揺さぶられる。
何も知らない爺さんがいたとしてバンクシーとピカソと孫の描いた絵のどれにいたく心を揺さぶられるのだろう。
ただの水晶とダイアモンドの値段が違うのは何故なのだろう。
一枚の芸術作品が限りなく価値観の相違するごくごく僅か数人の金持ちの思惑により創り出されたイカサマっぽい世界のオークションで値段がつくことでただの水晶からダイアモンドに変身する。
かつて井上陽水は自らのミュージシャンとしての生業を「ヤクザな稼業」と語っている。
不思議な世界のドキュメンタリー映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」(2010年作)なのでありました。
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