特売小説

カントリー・ストロングの特売小説のレビュー・感想・評価

カントリー・ストロング(2010年製作の映画)
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四人の男女が都度に相手を取っ替えちゃあ股座を擦り付け合って愛情と名声のどちらを選ぶのが幸せか、なんて話を繰り広げているらしいんだけど。

具体的に言えば、スターになる夢の扉をちょうど開いた場所にいる娘さんと懇ろになったところで、一度の失敗から再起を図る道半ばに立っている夫の居る大御所シンガーと不倫関係にある若手が、牧場で働きながら音楽は趣味程度に楽しもうと誘って、考えさせてと体よく断られて、果たして不機嫌な表情を浮かべる、て描写があるんだけど、ここでの若手の態度、俺には身勝手な子供にしか見えないのね。

それともここに人間らしい心の機微を見いだせと言うのならば、そんな頓珍漢な人間ばかりが登場して支離滅裂な行動に走り倒す本作をサイコホラーコメディとして観てしまった俺はもう人非人て事でいいや。

最後の落ちはもう抱腹絶倒、気違い観察はやっぱこの上なく楽しいよね、と。
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