グウィネス・パルトロー演じるアル中で転落した大物カントリー歌手と、その周りのダメな人たちによる恋愛劇。ハッキリ言ってストーリーはペラッペラでなんの深みも面白みもありません。途中まで見ててホント苦痛でした。
グウィネスは夫に振り向いてほしいらしいけど、次々と他の男とやろうとして、そのときの心理描写がないか、もしくは雑だから、ただの股のゆるい女にしか見えません。
若手の男性歌手もグウィネスのことが好きっぽい空気を醸しながら、若手女性歌手と楽しそうにやっちゃうし、単なるヤリマンヤリチン映画?って感じ。これで愛と名声は両立しないとか言われても、意味が分かりません。てか愛と名声って両立しないんですか?なんで?
ただ、終盤にグウィネスがステージに立ったシーンはめちゃくちゃサマになっていて、本物のミュージシャン顔負けのかっこよさ。歌もとても上手く、さすがコールドプレイの元嫁って感じでした。この人がこういうダメな女を演じたのも初めて見たので新鮮。やはりよい女優さんなんだと実感しました。
しかしまあ要するにそれだけの映画です。落ちぶれたカントリー歌手の再起とかだけに集中して描けば良かったのに、なんでこんなわけの分からん話にしたのか。結末も雑です。グウィネスさんもよくこんなクズ映画に出ましたね。点数はグウィネスさんの歌だけに向けたもの。他はゼロ点。