片腕マシンボーイ

人肉ラーメンの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

人肉ラーメン(2009年製作の映画)
2.9
当然フォー食べながら観る(たまたまコンビニで買ってた、意識せずとも作品に合った食事を演出できる自分の才能が怖い…)(さて今夜はモツ煮でも食べますか!)

ワケあって気が狂った女が人肉ラーメン屋さんになんよ、っていう哀しい話

冒頭からなかなか過激な人体解体調理シーンがありましてな、あれ?これ食事しながら観るヤツちゃうかった?ズルズル
なんて無い胸踊らせて観てたんですがね…
あれ、なん?この辛気臭い雰囲気、ズルズル…ゴックン、もしかして「人肉ラーメン」キチガイなラーメン屋さんがバカな客とっちめて美味しいラーメンの出汁にした挙句、お客さんが大挙して押しかけてウハウハするサクセスストーリーちゃうんか?ズルズル、なんてなりましてん

はい、これ鬱映画でしてん
まぢ良い事なんか何も無いババアが唯一の心の支えを失い精神崩壊、人肉ラーメン作りだけが心の拠り所となり、気に食わんやつ片っ端からラーメンにしちゃるけん!な作品でしてん
途中、恋をしたりもするんやけどな、まぁ堕ちるとこまで堕ちたババアに救いなんか訪れませんわね…

グロにはなかなか力が入ってましてね、特にババアが獲物を逃さないために手の指1本1本と床にぶっとい釘をガツンガツン打ち込むシーンは、痛い!痛い!やめれ!やめれ!なりましたわ
旦那の浮気相手を血の海の中に沈めるシーンも、あややや…まぢキチガイやんけ!つって無い胸昂まりましたしね

でもな、基本はババアが堕ちていく悲劇を追ったドラマでしてな、ヒャッハー!な美食スラッシャー期待して観た身としては…
鬱鬱したんイヤや…、ジメジメしたんキライや…、とションボリしてしまいましたよ

そこで、つい先日ですがね、国産美食スラッシャーの傑作(あくまでも個人的意見、一般的にはこちらのが…どっちも無いか?)「デッドクック」のDVDを購入したんで、お口直しに鑑賞します、ヒャッハーします!