志麻凛

烏 カラスの志麻凛のレビュー・感想・評価

烏 カラス(2007年製作の映画)
3.2
うさぎレビューの次はカラスレビューです

車酔いという言葉があるように“烏酔い”をする所でした。若干のカメラワークの工夫を凝らして欲しかったかも。今年見た『イントゥーザストーム』では、カメラワークが明確だったけど、一点集中してる映像に烏が飛び交っていて無意味にカメラを揺らしていたので、カメラワークが漠然としてたな〜と鑑賞後思いました

『その烏は眼を狙う』
と聞いたのですが、あまりそんな描写が見られなくて残念。極端的に言うのなら『クワイエット・プレイス』で“音が出たら襲ってくる”設定を全く使わない感じです。しかし、眼がえぐられるくらいにえげつないカラスの人間の襲い方に怖くて怖くて。『ファイナル・デッドコースター』での日焼けマシン程では無いけど、軽くトラウマを抱える所でした

話のテンポを序盤、上げて欲しかったな〜。終盤の窮地を描いてるところが手薄になってしまってる。そしてオチも捻りのない感じがして、時間配分を適当にして欲しかったな

自分自身、GEOでタイトルを知ってAmazonPrimeで見れることを知ったのですが、まさか元ネタがあるとは思いませんでした。ハンチコックの鳥が元ネタ、鳥と烏似てますね。名探偵コナンに出てくる烏丸蓮耶をずっと、鳥丸蓮耶と間違えていたくらいです。これは『エスケープルーム』『ホステル』くらい間違えてTSUTAYAやGEOなどでレンタルされてもおかしくないですね。時間ある時に『鳥』を見てみようかな?
志麻凛

志麻凛