Jimmy

砂に咲くバラ/強く、速く、美しいのJimmyのレビュー・感想・評価

4.0
シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。(勝手に3本立ての2本目)

母親が自分の「人生の夢」を娘に託す物語だが、託すどころではなく利用する状況になっていて、母娘の葛藤が描かれる。ただ、母娘の葛藤だけでなく、そこに娘をテニス界の女王に仕立てあげて…という思惑の利権男も絡んだドラマになっている🙂
監督はアイダ・ルピノ🎥

最初はテニスの壁打ち(懐かしい!)をしているフローレンス(サリー・フォレスト)の母親(クレア・トレヴァー)は「壁打ちなんかではなく、キチンとした場所でテニスをさせて…」と思っている。
そんな時、彼女の壁打ちを見ていた男から「クラブのコートで打てば?」と誘われて、コートでテニスをしていると彼女の才能に目を付けた男がいた。母親とその男は結託して、フローレンスをテニス女王に仕立て上げるが、フローレンスの彼氏は「彼女には引退してもらいたい」という希望を持っているから、さぁ大変。
彼女のテニス人生は、彼女の彼氏は……どうなるのか、というドラマ。

この映画で「全米タイトルがかかったテニス試合の場面」では、観客ギッシリ入っていて、エキストラ動員も工夫されていた。


最近あまりテニスをこれだけ描写した映画は見かけない気がするが、自分が学生の時には『リトル・モー』という全編テニス映画があった。
今、この映画を観られるかどうかは知らない。
主演はグリニス・オコナーだったが、知っている人いるかなぁ~???😄笑

あとテニス場面を有効的に使ったのは(有名な)『見知らぬ乗客』だが、ヒッチコックはテニス会場を使ってサスペンスを盛り上げた。ただ、全体のワンシーン😎


本編に戻すと、このアイダ・ルピノ監督作、なかなか見応えのある佳作であった🎥✨
Jimmy

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