シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞🎥
『沼の家の娘』という変わったタイトルの映画だが、ものすごい感動作だった💓
ダグラス・サーク監督の作品群の中でも、感動作の代表的存在ではなかろうか…🤔💕
本作は「デトレフ・ジールク監督名義のモノクロ作品」で1935年の映画で、サーク監督2作目の初期作品。オープニング・テロップも丁寧に記載されており、途中で「少し画面が暗い感じ…」はしたものの、全体的に良好な画質だった。
物語は、農場主に犯されて妊娠・出産した女中=ヘルガが原告、農場主を訴えた裁判から始まる。当時、こうした女中が雇い主を訴えるのは相当勇気が無ければ出来なかった雰囲気。
その裁判を見ていた小さな農場主=カーステンは、ヘルガの純粋さに心打たれて彼女を自分の農場で雇うことにしたが、彼の婚約者の女に嫌われる。この婚約者の女は、たいして綺麗でもないのに、やや傲慢。綺麗可愛いヘルガへの嫉妬があったかと…😓
そして、婚約者の女はカーステンに「あの女中を辞めさせて…」と迫る。そして町では殺人事件が起きて……と恋愛ドラマに殺人事件も盛り込むデトレフ・ジールク監督🎥
農場主カーステンの結婚式の日、可憐なヘルガの優しさ溢れる行動が健気で、感動の終盤へ物語は突入していく↗️
これは、今回のダグラス・サーク(デトレフ・ジールク)監督特集上映で「見逃すべからず映画」と言えよう🙂✌️
未ソフト化映画であり、上映される機会も少ないダグラス・サーク監督の傑作なので…🤗