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シェラ・デ・コブレの幽霊のhideharuのレビュー・感想・評価

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)
2.5
2025.03.28 YouTubeにて鑑賞

幻の映画と言われていた本作。
日本では1度だけ日曜洋画劇場で放送されたもののあまりの怖さに2度と放送されることはなく、また米国ではオリジナルネガ(テープ)が紛失したため見ることは出来ないと言われていたが、関西のテレビ番組「探偵ナイトスクープ」で紹介された。その時は日本の個人の収集家が手に入れた物を依頼主と探偵にだけ見せてくれるという視聴者に優しくない結末でしたが、そのすぐ後にはカナザワ映画祭で上映されたとか、当時自分はロンドンに住んでいたので当然参加も無理でした。
そして6~7年くらい前だったか遂に米国でブルーレイ発売になり、当然すぐに手に入れた。
しかしこの時点で映画に対する期待値は相当上がっていて反対に見てしまったらガッカリするのではないかと怖くなり見ないまま今日までに至る。
でもYouTubeに日本語字幕付きの本作が無料で見れるのを見つけたので見れるうちに見ておこうと早速見た。

事前情報で本作はテレビ向けのパイロット版であることは知っていたがテレビでそれほど怖いとはどんなものかとやはり期待値は増すばかり。

1年前に死んだ母親から急に電話が掛かるようになり怯える盲目の青年、それを支える妻、妻が依頼した建築家兼心霊探偵のオライオン、そして電話だけでは無く霊廟で起こる怪現象にポルターガイストなどなど、そこそこのシーンは用意してありますが所詮はテレビ向けなので怖くないです。そしてメインは会話と推理という感じでオカルト感はあるものの謎解きを見ているようでした。

母親からの電話とは関係のないシェラデコブレという地の話、でもタイトルは「シェラデコブレの幽霊」だし、まあ謎は解けますがそこにはやはり目に見えるものだけではない何かを感じさせて終わります。

確かにあの時代の特撮でいかに幽霊を怖く見せるかという工夫はなされていたと思います。普段、怖いのが苦手という方にはあれでもかなり怖く感じるのかもしれません。

都市伝説とまではいかないと思いますがやはり見る機会がほぼなかった時には「とんでもない幻の作品がある」と噂に尾ひれが付いて独り歩きしていったと言うのが真実かと。

しかし若い頃のマーティンランドーは決してハンサムでは無いですが背が高くてスラッとしてオシャレなセーターが似合います。ダイアンベイカーなんかも出ていますが、ここはやはり「レベッカ」で厳格で意地悪なメイドを演じたジュディスアンダーソンの存在が際立ちます。

見て損はないです。
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