ダイゴロウ

山椒大夫のダイゴロウのレビュー・感想・評価

山椒大夫(1954年製作の映画)
4.1
溝口健二作品を初鑑賞。

森鴎外の名作短編小説を適度に脚色し、ドラマチックに仕上げた映画。

内容的にはかなり切なくて辛い作品ではあるものの、人情の美しさが鮮烈に描かれており、どこか清々しい印象すら持てる傑作でした。

ただ、原作の姉弟を兄妹に修正したことで、少し展開に違和感が生じているように感じた部分がありました。
(なにゆえ修正されたのでしょうか?)