風来坊

KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XVの風来坊のレビュー・感想・評価

KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(2016年製作の映画)
3.0
ゲームの前日譚の位置付けで、ゲームの主人公のノクティス達の親父さんや一世代前の人達の活躍を描いたお話し。私はゲームの方は追加コンテンツやプナチナトロフィーを取る位やり込んでいますが、公開当時はゲームを本当に楽しむためには映像作品で予習が必用ですよ的な商業戦術が気に入らず観ませんでした。「ゲームはゲームで完結しろよ!」というのが座右の銘なので( ̄ー ̄)

これは…やっぱりこれを観てからゲームをやればすんなり世界観に入り込めたんだろうと思います。ゲームを初めて起動した時は王国だの王子だのその世界観に面喰らいましたので…。
言われているように映像は凄い、顔のシワなど質感がリアルで驚きます。ゲームでも映像は綺麗ですが、こっちは映像に特化しているので映像面はこっちに部がある感じ。

ゲームの方はAmazonのレビューなんかで酷評されていますが、自分はゲームとしての評価は高いんですよね。確かに発表から約10年待たされてこの出来かよって声はまあ理解も出来るんですが…。
ゲームとしてじゃなく主人公達のホストっぽさやストーリーの取っ付きにくさが残念で、かといってこの映画を観てその取っ付きにくさが解消されるかと言えばそうでもない…。ゲームのお話しは青二才王子の成長物語なのでこの映画とはまあ別物と私は感じています。前述したように世界観を予習するという面では良い教科書だと思います。

ストーリーはやっぱりゲームへの導入なので単体では解決しないし映画として評価は下がると思う。ああ過去にこんな事があったのね同じ事の繰り返しじゃんふーんという感じに尽きる。映像革命は大袈裟じゃない程の映像は一見の価値がありますが、FINAL FANTASYを知らない人やFINALFANTASY15をこれからもプレイする予定が無い人には向かないと思います。
風来坊

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