パペット・マスター3／ナチス大決闘のさわだにわかのレビュー・感想・評価

シリーズ最高傑作の呼び声も高い3作目は前2作と違ってクラシカルな幽霊屋敷ホラーの興趣を捨てたリベンジ・バトル編で、明確な敵キャラを作ったことでテンションは高くなってるし（前2作を忘れれば）ストーリーもしっかりしているしフルムーン映画のくせにナチス・ドイツの世界を結構頑張って作っていることもあって完成度は確かに高いのだが、怪奇ムードはかなり減退しているので個人的な好みでいえばそこまでの傑作とは感じなかった。やっぱ海沿いの古びたホテルにあの人形軍団がトコトコ現れるっていうのが気持ち悪くていいんだよな〜と思いつつ新パペットのシックス・シューターも大活躍で血糊も多くて面白かったんですが。あとピエロは今回もかわいい。