蓮實重彦が最近やたらと「いや私は女性差別主義者ではないですからね」みたいなポーズを取っている(ように見える)のはなぜなのかと不思議だったがこれを観たらミソジニー×ホモソーシャル×人種差別×右翼のマシマシ状態だったのでははぁんウォルシュとかフォードとかを推す蓮實先生は人並みに昨今のSNSフェミニズムブームによって自分が差別主義者と指弾されるのを恐れているのだろう、となんか納得してしまった。
そんな風に書けば今となっては観るのがキツイ映画と思われるかもしれませんが、ちゃんと過去と現在を分けて考えることの出来る知性を持った人ならブラックユーモアとスラップスティックなバイオレンスとろくでなし揃いの登場人物たちに大いに笑わせられ楽しめる映画だと思います。セットをもうなんかドリフみたいに壊しまくるの大好き。