さわだにわか

炎のさわだにわかのレビュー・感想・評価

(1975年製作の映画)
3.5
製作年から言ってもマカロニ・ウエスタンのとくにレオーネの雄大な世界に大きな影響を受けているのは間違いないと思われるので日本公開(配信)にあたって邦題は『炎の決斗』とか『炎の無頼漢』とかなんかそういうマカロニっぽいやつにしてほしかった。こういうのなんというのだろうな。インドだからカリー・ウエスタンとかいうのだろうか。インディアン・ウエスタンだとなんか変な感じだ。

そんなことはどうでもよく内容はなかなか本格的なウエスタン×『七人の侍』にちょっとカンフー映画テイストを足した感じ。序盤の機関車上での戦い、盗賊団の非道リーダーの野卑な魅力、ユーモラスな村人たちとインド映画らしく見所たくさん。ヒトラーをイメージしているのだが由利徹に見えてしまう刑務所長のベタなボケっぷりも好き。ワルの親友二人の最後は泣かせるナァと思ってクライマックスの決闘を観ていると両脚カンフーの村長が良いところを全部かっさらっちゃったのでいやお前が出てくるんかいと思ってしまった。
さわだにわか

さわだにわか