3部作×4シリーズ、グルグルローテーション。
Part.Ⅳ。3周目②。
ただならぬワケあり“運び屋”、ジェイソンステイサム『トランスポーター』、完結。
何でこの人は消火ホースとか、シャツとか、身の回りにある本来は“武器”でもなく、硬くもないスルスルクネクネした物の扱いがこれほど巧みなのか。
スーツ姿で、一流のドライバーテクニックと、格闘でも撃ち合いでも何でもこなせる単独能力の高さ、めちゃくちゃカッコいい。
あのアウディvsベンツのカーチェイスはなかなか楽しめた。チェイス自体はほとんど直進してるだけなのに、こんなに面白いとは。
相変わらずあの友達警部のおっさんも健在で、もはや完全に遠隔バディ化してる。
冒頭も仲良く釣りしてるとこから始まるし、ほのぼのさは最後まで忘れないこのシリーズが素敵。
本作のヒロイン、ナタリアルダコーワ、素敵。
ボブそばかす赤髪色白童顔マスカラブルーアイズ。
この組み合わせの頂点みたいなビジュアル。
彼女と2人で謎の爆弾を手首に巻かれ、車からもそれぞれとも離れ離れになれない常に近距離でのドライブ道中。
最初はただただ面倒に巻き込まれ、おてんばで向こう見ずでうるさい彼女にも振り回され、平穏な静けさから一気に引き摺り出されて辟易するも、途中からステイサムと彼女にも不思議な凸凹バディ感的な絆が芽生える展開にグイグイ引き込まれる。
ステイサムと一緒に観てるこっちも段々彼女にも惹かれながら観れる。毎度のことながら、その辺をものすごくスピーディに描き、いつの間にか目が離せなくなる。
激しさとほのぼのの緩急も良く飽きない展開。
ホント、アクション映画として素晴らしいシリーズ。
ぶっちゃけ話の中身とか、敵は誰だとかはどうでも良くなるレベルで楽しめる最高のエンタメアクションシリーズ。マジ素晴らしい。
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