このレビューはネタバレを含みます
幸福と善悪は比例しない。
ブラックコメディ、割と重めの。
長らくの掴み所の無さに戸惑い続けてしまったが、終わってみれば幸せの有り難みを実感するに至る。
様々な性のテーマをぶち込んで、そのほとんどに感情移入できない至難の内容。
息子の性の目覚めなんかはまだ生易しいが、それ以外は犯罪者・異常者の思考や奇行を見せ付けられて、ただただ困った。
人間誰しも表向きに演じる側と、自分以外には決して見せない裏側が存在するとは思ってる。
表向きを演じることで消耗し、裏側で蓄積する、その繰り返し。
このバランスが壊れないように、幸せでいる必要があるのだと思う。