すぽんてぃにあす

夏へのトンネル、さよならの出口のすぽんてぃにあすのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

声の本職の方に仕事をさせないスタンスはもう何を言ってもキリがないな。
俳優としても嫌いになりそうだから安易に請けるのも止めてほしい。

小説を原作とする長編アニメ作品。
ビジュアル的にはあまり惹かれず、声という媒体でほぼ心折れて、嫌々最後まで家族と観た。

ここ最近の長編アニメ映画のイメージ、その枠内から抜け出せてない程度の内容でした。
新海誠だの細田守だの、名だたる名監督ですら個人的には当たりにくい捻くれた感性なもので。

やりたいことは、そんな監督達が作り上げた世界観に寄せに行っているようなもの。
あとは微調整して個性を捻り出してはいるのだけど、規模というか視野がどうしても弱くて心打たれるには程遠い。

あとはこれ恋愛ものだと思うんだけど、出会いからの関係性全て総括しても、とても自然な関係に見えなかったのが個人的には痛かった。
ご都合的というか、原作者の性別とか分かりませんが、モテないオタク男子が喜びそうな脚本にしか感じないんだよな。申し訳ないが。

そんなもんで後は何が起こってもどうでもよかったといいますか、ここまで削ぎ落とされたら挽回の余地もない。
そして、これだけ言われさえすれば満足なんでしょうか?
映像がとにかく綺麗でしたよね。
↑これ本当にどーでもいいですから。