LEE

新・片腕必殺剣のLEEのレビュー・感想・評価

新・片腕必殺剣(1971年製作の映画)
5.0
チャンチェ監督がSBに無許可でGHが製作した破れ唐人剣を破る作品を作れと言われ製作した一本(結局興業成績で新片腕必殺剣が勝ちました

ストーリーに隙がない
いらないところは削り98分にチャンチェ監督の全力を注いだ作品である(チャンチェ監督作品全部みた訳じゃないですが..

登場人物も魅力的である
初代亜州帝王のデッビトチャン、ティロンの男も惚れるようなかっこよさ、演技の細かさも素晴らしいがクーフェンの憎い演技も見事だ

1978年以降のアクションが好みのにわかの僕が見ても分かるようにアクションも素晴らしい(武術指導はラウカーリョンら)
1971年製作とは思えないアクションだ(ティロンさんとかあんたどんだけ回転すんねん!?ってぐらい頑張ってる
ラストの橋での伝説の100人斬りも最高だ(爽快なシーンだがキルビルのぶっ殺しまくるシーンとは何か違う。これぞデッビトチャンの本領なのかもしれない

描写も細かくラストの三刀流の伏線やいじめられても寡黙だった彼がクーフェンと対決する際叫ぶなどには舌を巻いてしまった
BGMもとてもかっこよく映画を盛り上げてくれる

一つ残念な点をあげるとすればデッビトチャンがもらった剣
呪いの剣みたいな描かれ方をしていたがその設定が活用されていなかったように思われる

最高な作品なので一度見てみては?
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