みーちゅう

新・片腕必殺剣のみーちゅうのネタバレレビュー・内容・結末

新・片腕必殺剣(1971年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

私の張徹沼もとい狄姜沼入口。100本見た内の5位に過去選び、今はもっと観たから順位わからんけど、それでも上位だと思う。
「新」って付いてるけど他の片腕必殺剣と話は繋がってないのでこれだけ観ても大丈夫。(他もジミーさん頑張ってるから見て欲しいけどね)

レイ・リとフォンの友情話。
OPというか主題歌も颯爽としてて好き。テレテッテー♪って誰かが橋の前に来る度に鳴るのもある。二刀流の姜大衛(デビッド・チャン)がズバズバっと雑魚斬るOP。
鄭康業さんが馬乗ってると嬉しくなる(俳優業やめてから馬関係のお仕事してる)。
ホー総頭・鄭雷さん、荷物盗まれた鏢局のボス。胸切られるけど脱ぎません。残念。脱ぐと筋肉が素晴らしいんです。
谷峰演じるロン大侠の攻撃受けてから、溜めて溜めて溜めてから血を吐くレイ。吐く前がセクシーよねぇ。服が白いのは血が映えるから。
凄腕で調子に乗ってる若者の利き腕を切るの大好きオヤジな谷峰。自分で殺さず生き地獄見せるのが性格の悪さというかねじ曲がってていい味出してる。
よく自分で腕切れるなー。切った腕が骨になっても木に刺さって年月経過してる描写もたまらん。
茶屋で給仕やってるレイが壁と一体化しててワロタw 暗い!!服も黒いから余計に!凄腕剣士からこの落ちぶれ!!片腕で客からいじめられまくり。客商売なのに愛想無さすぎるけど、片腕でもテーブル拭く技術すごい。でも生地こねる時は袖まくりたいな。粉が!袖に!!気になる!!
雇ってくれた店主とは口利かないけど常連の鍛冶屋の娘とはしゃべる。どういうことなの。
狄龍来た時のスターオーラすごい。スターですけど!!レイが凄腕なのすぐ見抜くし。初対面で「友よ」って言っちゃうし。
鍛冶屋の回想でちょっとカーウィン出てくる。武術指導様、もうちょっと弟使ってください。腹に刺さってからが張徹演出です。テストに出ます。
娘助けに行った際の「刀を渡された時の彼の苦しみがわかるか」というセリフ、聞いてる視聴者もつらい。苦しい。
ずっと無表情だったレイが同じような二刀流のフォンが来た事で笑顔になるの…「友」から「兄弟」に呼び方変わってるし…本当…「私は無視なの?」って「そうだよ」と言いたくなるわ!!
イケメンは紐の上でも眠れる。バランス感覚すごいね。「終わったら農家になる」って死亡フラグを立てないでください。あとプロポーズかと思ってびっくりしたけど女も一緒だった。
罠にハマってロン大侠と戦うフォン兄貴。二刀流対策の三節棍で同じように溜めて溜めて溜めてからの吐血。そして胸開けサービス。筋肉担当だからね!ここで逃げれば助かるけど、レイがやられたの知ってるから向かって行ってしまう。やられてからが本番なので、床ぐるぐるからの吊るされの胴体真っ二つ!!えぐい!!そのえぐいのは部下にやらせるロン大侠の腹黒さ!!埋葬で涙まで流しちゃう!!
フォン兄貴の帰りを沈む夕日を見ながら待ってるレイがね…眩しい…視聴者はもう遺体見てしまったから切ない…。
殺されたのを知ってからのレイがまた白(勝負服)に着替えて「かたきを討つ」って大事な事なので3回言います。
ここからが伝説の100人斬り。数えてませんけどスタントマンいっぱい。橋からわらわら出てくるとこ好きですわ。ぶすっとしてたレイがフォン来て笑顔になったのにロンに対してキレて叫んでるのがなんとも。感情大爆発。どこかでフォンのセリフ聞いてたの??と言わんばかりのお手玉三刀流。ちゃんとお手玉伏線は色々ありました。フォンの回想出たとこでピエ~~~!!って初見で泣き出したわ。女は帰ってください。これが本当の鍛冶場泥棒()。

何度も見てるけど語ると長くなるな。テレテッテー♪
ショウブラのオープンセット好き。別映画で出てもこの映画を思い出す。

レイとフォンの友情 +0.5
「刀が3本あれば勝てるはず」 +0.3
「かたきを討つ」×3 +0.2
100人斬り +0.2
谷峰の腹黒悪党っぷり +0.2
娘の代わりに王鍾と劉剛の相手をしたい +0.2
女は家で風でも送っててください -0.2