白人専門、黒人専門、そして唖のパンパン。
或いはまた産み捨てられた混血児の亡骸を時代の混乱と共に埋葬した外国人墓地の存在。
その辺りの証言が衝撃的、いわゆる戦後史として非常に興味深く聞きましたよね。
総じては。
人の歴史であり街の記憶ですよね、なんつって、やがて失われる文化とまだ温かみのあった人心への鎮魂歌ですよね、なんつってまとめる事も出来ますけれども。
一方では物語を求めた人々の記録とも見えましたものですからして。
フォークロアが発生する土壌とその実態の検証として、大変に面白く観ましたよ、と。