ロク

ワイルド・ギース IIのロクのレビュー・感想・評価

ワイルド・ギース II(1985年製作の映画)
3.5
アメリカ人傭兵ジョン・ハダットの元にロンドンのテレビ局から視聴率UPの起爆剤としてナチス戦犯であるルドルフ・ヘスの独占取材を行いたいので、ベルリンのシュパンダウ刑務所に収監されているナ彼を救出して欲しいとの依頼が舞い込む。厳重警備の刑務所からの救出という困難を極める依頼だったが高額報酬のため依頼を受けた彼は幽閉されていたアフリカ某国元大統領の救出作戦を成功させた伝説の傭兵フォークナー大佐の弟であるアレックス、テレビ局幹部の妹のキャシーと共にベルリンに乗り込み作戦を開始するが、到着早々に謎の人物から命を狙われる事態に陥る...前作のヒット受けて続編製作に入った本作だけど前作に引き続き主演を務めることになっていたリチャード・バートンが撮影前に亡くなってしまったためエドワード・フォックス演じるフォークナー大佐の弟が登場する設定で内容も前作の戦争映画というよりスパイ映画の要素が強い作風に変更されていますが当時実際にシュパンダウ刑務所に収監されていたルドルフ・ヘスを脱獄させるというドキュメントタッチのアイディアは面白かったです。主演がスコット・グレンと少々地味な感じですが相棒のエドワード・フォックスやヘスを演じたローレンス・オリヴィエなどベテラン俳優が脇を固めているためB級感はなかったです。因みにポスターとかではいかにも女傭兵チックな感じで納まっている紅一点のバーバラ・カレラですが本編ではただキャーキャー叫んでるだけのテレビ局の広報担当なので最初観た時驚いたことを憶えてます。
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