またまたヴェロニカ・レイクの魅力にやられてしまった…。前回観たのは同じくコメディの『サリヴァンの旅(1941)』。ヴェロニカ・レイクの主な出演作は8作程度なのですね。銀幕デビューして8年程度で引退。一世を風靡したわりには活躍期間が案外短いのに少し驚きました。右目が隠れるヘアスタイルは彼女のトレードマークなんだそう。
作品ですが、この40年代のハリウッド映画らしい上品ながらも軽快で楽しい雰囲気に満ちていて、大笑いはないですが思わず微笑んでしまうくらいのほっこりした気持ちになりました。
数世紀前、魔女裁判で火刑に処せられた過去の恨みを晴らすために蘇ったのに、いつの間にか人間に本気で恋をしてしまうという本末転倒な物語と、妙に人間っぽい魔女の可愛らしいキャラクターを存分に堪能できるラブコメ。小気味よい演出で肩の力を抜いて楽しめます。
ちなみに、口を左右に動かして魔法をかける、サマンサ&ダーリンのTVドラマ『奥さまは魔女』は原題が違うし関連性はないと思います。ただ無性に観たくなった。