波に乗れるサーファーは出てくるけど
命を守るライフセーバーは出ない作品。


主人公，ヒロイン，インテリ男
ビッチ，お調子者

というホラー界の伝説の勇者たちが
メキシコの隠れビーチでサーフィンを
楽しみにやってくる。
しかし、
そのビーチは地元民が決して近寄らない
呪われた場所であることを彼らは
まだ知らない…。


ホームビデオ級の画質なのに
作中でさらにホームビデオの映像が流れて
もはや昭和の香りすらする作品。

ホラー作品としてはごく平凡なので
特に語るべきことは無いです。

中盤にビッチが一緒に逃げてくれたら
ニューヨークに戻るまでフ◯ラしてくれる
という魅力的な提案を拒否し

終盤に隠れた小屋の中で
ヒロインとSOXを始めるのは
主人公の倫理観を疑わずにはいられない。

ちなみに本作品の1番の恐怖は
鶏を生きたまま踊り喰いするキチガイが
本編に一切関係ないただのおっさんという
謎シーンです。

カリフォルニア出身のサーファーのコリンは、兄のタイラーから「メキシコに物凄くいい波の来る穴場の海岸を見つけた」と連絡を受け、友人達と共に向かうが…というストーリー。
サーファーたちがとある寂れた海岸で遭遇する恐怖を描いたオカルトゾンビ映画です。
兄の言っていた海岸「ブント・アブリオホス」に到着したコリンたちだが、先に到着したはずの兄たちの姿はなく車だけが不自然に放置されているのを発見する。最初は「買い物にでも出ているのだろう」と気楽に考えサーフィンを楽しんでいた彼らだが、撮影していたビデオカメラに怪しい人影が映ったり、全滅した集落や夥しい数の動物や人間の骨が散乱する場所を発見したりと不気味な事態が続発し、という内容です。
「新感覚サーフィンホラー」という訳わからん売り文句がついてますが、実際はオカルト・ゾンビ映画でした。そもそも舞台になるのが寂れた海岸なので「アイランド」でも無いですね。
呪われたビーチにサーフィンをしに来た若者たちが次々と襲われていきますが、ゾンビは流行のダッシュ系でボスキャラの目を見たものが変化するので食べられてもゾンビにはなりません。人間だけしか食わないという訳じゃなく、動物を食べたり、車に乗っている食料を漁って食べたりもします。呪いによって人間が変化したものなので、噛まれて感染してゾンビになるという事も無いようですね。ゾンビのメイクは顔を黒く血で汚しただけといったものですが、そもそもゾンビがハッキリ映るシーンも少ないんですよね。
前半は、海岸へ向かう主人公達の道中を映したり、到着した海岸でサーフィンしたりする姿が描かれますが、低予算ながら無人の集落、動物の骨や人骨が散らばる岩場、生きたニワトリを食う男などのシチュエーションが不気味な雰囲気を作り出しています。この生きたニワトリ喰う男はゾンビかまたはそれに関係しているものかと思ったら、色々知ってるタコス屋の親父が「それは多分近所の変質者だろう」だけで済まされて全然関係なかったのはビックリしましたね。あんなヤバそうな感じ出してて車のボンネットに飛び乗ってきたりしてたのに関係ないって…
元凶となるヒッピーカルト集団の教祖が信者への復讐のために悪魔と契約するまでの流れも陰惨な感じが滲み出てていい感じだったんじゃないでしょうか。瞼剥がす所が今作で一番グロかったんじゃないかな。
主人公達のキャラもそれなりに立ってたんじゃないかな。ビデオカメラ回してていつもバカな事やスケベな事しか言わないラッキーはもっとうまく使えたような気もするけど。女性陣二人も美人で、いかにもビッチな感じのローズは期待通りにオッパイサービスも披露しますが、後半で死体とか発見した時には、町に助けを呼びに行った2人が戻るまでここで待つべき！と主張する主人公に「死にたくないからさっさとここから車で逃げよう！」とこっちの方がまともな事言ってたように思います。ハビエルは初登場はチャラ男キャラの印象受けましたが、ローズの誘いも軽くあしらって、メンバーの中で一番真面目だったように思います。もっと活躍するかと思ったけど、意外にアッサリでしたね。
後半の暗闇での戦いもゾンビの唸り声が響く中どこから襲ってくるかわからない緊迫感を感じさせます。小屋での籠城戦もそれなりに緊迫感感じました。直前に主人公とヒロインがいきなりセックスしようとするのは唐突に死亡フラグ建てる様なことするなと思わず笑っちゃいました。ゾンビが出て来て邪魔されちゃったけど。
ただ、低予算故、ゾンビの襲撃シーンも暗いうえに「28日後...」の様な手ぶれ映像なので、お食事シーンもよく見えません。生きたままバリバリ食われて明るかったらグロいんでしょうけど、全然何やってるかわからないです。
ゾンビ自体も後半になっても中々姿を現さないのでゾンビ大暴れを期待する人はガッカリするでしょう。
ラストも投げっぱなしなのが残念でした。主人公はラスボスの教祖の目見ちゃったんじゃないの？そしていつの間に車に？
このタイトルとジャケで期待感低めで見始めたのが良かったのかまずまず楽しめましたね。「クソ映画!」と断じるほどヒドイ映画ではなく正しくB級ホラーという感じなので、B級ホラーを見慣れた人でゾンビ好きなら楽しめると思います。

メキシコの呪われた地で起こるホラームービー。よくある設定ですね。
パケ裏にサーフィンホラーとか書いてあるけど、ただ単にサーフィンしに来た学生がやべぇのに襲われるだけでした。

兄貴にすげぇ波があるスポットがあるんだよ！と連絡を受けたコリンは、友人2人とその彼女ときょぬーのお友達を連れていざそのスポットへ。
前半部分はほぼバカ騒ぎする大学生のロードムービー。
お決まりのごとくガソスタで怪しい人物発見！
な、なんと鶏を！生で！食っている！
ちなみにこの鶏食ってた人、全く関係なかった。
ただの変わり者で処理されてて笑った。
お腹空いてたんだね。そりゃ、死ぬほどお腹も空けば鶏でも生きたまま食べ……ねぇよ。

ワーキャー言って例の穴場に到着。
一人また一人と何者かに襲われ消えていく。

まぁまず暗すぎだよね。暗すぎだしカメラは揺れまくるし、もうなにがなんだか。
アイランドってタイトルだけど舞台は呪われた岬。
敵さんは走るゾンビみたいなの。
名前違うだけで、もうなんか普通に性質とかはゾンビ。

ヒロインの女の子がすごく好みのタイプだったし、ちらっと裸も拝めたのでその辺だけ評価します╭( ･ㅂ･)و ̑̑ ｸﾞｯ !

サーフィンホラーって名の通り、ゾンビがサーフィンしながら我先にと海岸に押し寄せてくるとかだったら良かったのに。

ラストは謎のハッピーエンド。
？？？？？？？え？？？？おわり？？？？うそでしょ？？？？？と言いたくなるほど、尺がなかったのか知らんが、放り投げた感MAX！！