核戦争後の荒廃した世界での無法者同士の抗争の話。演技もCGも俳優陣もチープだが、とりわけ音響効果の圧倒的低品質で差別化を図っているのは珍しい。セリフ等の音声ファイルが挿入される度に環境ノイズが強調される集音性に乏しいマイクの使用により、あたかも音質へのこだわりを度外視した英語リスニング教材に匹敵するサウンドが貴方の耳をくすぐる。repeat after me, "fuckin' noise!"

こんな作品でも最後に「故人に捧ぐ」と出て来るが、捧げられた方はたまったものではない。安らかな眠りを多大な環境音で妨害され、キリストのように死地から復活を果たした可能性もある。

エンドロールが謎のセクシーショットの後に、怒涛の製作者の個人的メッセージの長文で締めくくられてる公私混同エンドという斬新さ。メールでやれ。最後の2分だけでなんかもうこの映画のインパクトが大きすぎて逆に許せる。

Filmarksでの鑑賞者第一号！
(あまり嬉しくはない…)
これは…ヘビメタのMVですか？といわんばかりの作品。
2009年の作品らしいけれど、すごく古く感じる。低予算すぎるから？

WOWOW