丸メガネの少年、京京(ジンジン)は京劇の少年組で頑張っていたが、両親の離婚が原因で、突然、母方の祖父の元へ送られる。
祖父も京京の母(娘)とは長らく音信不通で、いきなり電報で理由も説明せず息子を頼むと連絡を受け、困惑。
仕方なく引き取り、学校に通わせようとするも断られてしまい、自宅で「千字文」を読ませたりして過ごす。
京京は両親の離婚の話を切り出せず、祖父とのギクシャクした時間が流れる。
かつて有名な京劇俳優だったという祖父は、古くからの友人の蓮おばさんを想っているが、蓮さんに40年間も行方不明になっていた夫から手紙が届き、台湾で世帯を持っており、一度帰省したいという話を聞き、動揺している。
京京は、近所の女の子・殊殊(ジュジュ)と仲良くなり、京劇の化粧をしてあげるが、それを見た殊殊のお父さんが激怒。
蓮さんにいい所を見せようと久々に京劇を演じ終え、酔っ払って帰った祖父は、その件で京京をなじる。
京京は泣きながら、両親が離婚して捨てられたことを話し、祖父もやっと孫を優しい気持ちで包む。
事情を知った蓮さんは、京京をここで育てましょうと語るが、数日後、病に倒れ、帰らぬ人となってしまう。
傷心で食事も取らなくなってしまう祖父。何とか元気付けようと路上で京劇を演じる京京がいじらしい。
そして、京京は祖父を残し、母の元に戻る決意をする・・・
VHSで見ました。こんな画質で昔の人は満足してたんだなぁと、本編内容と併せて沁みました。(VHSデッキを持っている私も昔の人ですが。笑;)
※このジャケ写の下半分のシーンが最高です。
この柵越しにこの後、京京が殊殊に京劇の化粧をしてあげるんですが、殊殊が可愛すぎて。
金鶏奨(Golden Rooster Awards): 最優秀作品/監督/撮影/音響賞