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王手飛車取りのsonozyのレビュー・感想・評価

王手飛車取り(1956年製作の映画)
4.0
ジャック・リヴェットの短編4作目。
タイトル『Le Coup du Berger』は英語で『Scholar's Mate(学者メイト)』と呼ばれるチェスで初心者が最初に学ぶ早い勝ち方、4手詰めのチェックメイトの戦術のこと。

チェスの対戦シーンのオープニング。
主人公の主婦クレール(ヴィルジニー・ヴィトリ)が愛人クロード(ジャン=クロード・ブリアリ)から貰ったミンクのコートを夫ジャンに怪しまれずに持ち帰る方法を考え出すが・・・

このクレールの行動をチェスのScholar's Mateになぞらえる上手さ。
カメラワーク、テンポ、劇伴、そして最後のオチまで、切れ味がいい。
パーティルームには、シャブロル、ゴダール、トリュフォーも。

ヌーヴェル・ヴァーグの記念碑的作品ということで、センスの良さはさすが。

※ここにあるDVD画像は「美しきセルジュ」の方なのでご注意を。
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    日々みなさんの投稿で新たな映画と出会い、見たい作品が増え続けてます。 忘れやすい自分用記録として、レビューというよりストーリー概略やネタバレが多めかもしれません。日本公開前の作品(英語字幕)も積極的…

    日々みなさんの投稿で新たな映画と出会い、見たい作品が増え続けてます。 忘れやすい自分用記録として、レビューというよりストーリー概略やネタバレが多めかもしれません。日本公開前の作品(英語字幕)も積極的に観ます。 映像の美しさや心情or感覚に"沁みる"作品が好み。 スコア刻むのはやめ、シンプルに3.0(可も不可もなし)3.5(良い)4.0(好き)4.5(大好き)5.0(最高) 無言フォロー失礼します。 コメントのやり取りはあまりしない方なのでご了承ください。 フォロー・アンフォローご自由に。フォローバックは気まぐれですいません。

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