こまち

君を想って海をゆくのこまちのレビュー・感想・評価

君を想って海をゆく(2009年製作の映画)
4.6
やりきれない。全体を通してやるせなさが底流に感じられた。恋人に会うために海を渡ろうとするビラルの姿に胸を締め付けられるだけでなく、そのビラルを応援する中年のシモンの心情にも切なくなる。
クルド人がこんなに迫害されているなんて、知らなかった。ヨーロッパでは「民族」が本当にセンシティブな問題なんだ。
フランスのイメージがすっかり変わってしまった。驚いた。困っている人を助けることが、犯罪になるなんて。
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