手持ちなのかな？て思う不安定なカメラワーク、どことなく漂う芝居くささ。何なんだこの映画？文化祭か？？
と、前半は不安な気持ちで観たけど、なんだかんだ結構面白かった。素人っぽさに慣れてくると「それも味」と思えて楽しめる。
最初にクラブに行くシーンでものすごく不自然なスローモーションがあって、そこで吹っ切れた。そこから楽しめるようになった。
変な日本語の門とか。何なん？何なんこの映画？？
もはや巧妙にさえ見える拙さが目につくけど、背景になってるイタリアのポスドク事情もとても興味深かった。イタリアもこんな感じなんだ……人文系ど真ん中の自分は苦笑いするしかない。でもこういうテーマをこんなB級のノリでおもしろ映画にできちゃうのはやっぱりいいな。
