君を想って海をゆくの作品情報・感想・評価

「君を想って海をゆく」に投稿された感想・評価

*フランスのイミグレ(難民)支援問題*
好きな人に会いたくてイギリスに行きたいクルド人難民。それを支援する中年の危機を迎えた水泳コーチ。フランスの難民問題を考えさせられる作品。なぜ支援を違法としているのかは歴史や背景を学ばないといけないね。これまで長い歴史の中で文化や移民を受容して来た、というか陸続きのため受容せざるをえなかったフランス。変わった人や個性的な人はさぞかし暮らしやすいだろう寛容な国だと勝手に想っていた。法的にも人々の感覚的にも、そうではない人がマジョリティらしい。これはちょっとどうしたもんかと思った。
kiko

kikoの感想・評価

3.5
ある1人の難民の少年に出会った中年の水泳コーチ。少年と関わっていく中で‥。地味ですが良い映画。フランス カレーの港町に集まる移民・難民。この主人公は純粋にイギリスに住む彼女に会いに行くことが目的ですが、難民ではなく経済移民も混じっておりフランスでは難民に対しての風当たりはとてもキツイ。この映画から約10年。クルド難民だけではなくEU全てが移民・難民の問題に頭抱えてる状況。綺麗ごとでは済まされないとこまできちゃってますね。
ザン

ザンの感想・評価

3.9
ヨーロッパの移民事情はこの島国では全てを理解しづらいところはあるにせよ、彼を海へと駆り立てるこの純愛は眩しくも愛おしい。覆りそうもない恋人の運命を前に、渡英目前にしながらたどりつけもしない結末は切な過ぎる。そして手に届くところにいながら、元妻が去っていく日常が残念であり皮肉。
PI

PIの感想・評価

3.8
クルド人問題がニュースで取り上げられてもピンとこないけれど、こうやって具体的に物語で進行すると心にグサッと刺さる。
生まれた国によってこうも環境に違いが有るとは…。
何で袋を頭にかぶるのか?
何故ビラルは袋が被れなかったのか?
想像もつかない理由でした。
結末は悲しいものでしたが、何であのタイミングで「指輪が見つかった」と告げたのでしょうか?
エイジ

エイジの感想・評価

3.8
国としてのあり方を思う前に
人間としてのあり方を思うべき。

日本人にとっても、重要な問題だ。


この邦題は好きだな。賛否あるみたいだけど…。
確かにそれがメインの映画ではない。でも、そんな彼の直向きさに心打たれたのだろうし、難民問題も本気で考えただろうし、自分と向き合うきっかけにもなったんだと思う。この監督だから、おそらく重要な部分のはずです。

このストレートな邦題は好きです。

タイトルが映画の真髄を表す必要はないと思う。

難民に厳しいフランスだが、日本も同じ😅
移民政策には徹底して厳しいフランス政府を糾弾したような作品です。アキ・カウリスマキ監督の「ル・アーブルの靴磨き」でも不法入国した子供を助ける下りがありましたが、本作はそれに似てると思います。
本作の主人公であるクルド人難民少年は祖国イラクを捨てたと言うよりは、イングランドに移民として移住した恋人に会うのが目的でフランスは経由する通過点にすぎないわけですが…。
とにかく少年がイングランドに密入国しようとした過程を見れば、不法移民が目障りでたまらないフランスの背景が見えてきます。
不法移民は買い物も、炊き出しを受けることも、御法度です。個人的にはやりすぎと感じるのですが…。
とにかくフランスからイングランドに渡航する際の出入国管理がとても厳しいのです。主人公が選択した手段は、ドーバー海峡を泳いで渡ること( ̄□ ̄;)!!
そんなことバカらしいと正直思いましたよ。でも映画だからこそ、表現できることてあると思うのですね。難民に手を差しのべない政府に対するフィリップ・リオレ監督の声と考えれば違和感がなくなるのですよね。
ただ堅苦しい作品でもないのです。恋愛、ヒューマンドラマ、コメディ、社会問題などの要素を多角的に持ちながらの正統派の映画だと思います。
柊

柊の感想・評価

1.6
邦題がダサすぎる。なんでこう訳ありみたいなタイトルつけるかな?これだと恋人に会うためだけの映画に成り下がってしまう。本当はそっちがメインじゃなくて、クルド人の難民問題、夫婦の危機と向き合うと言う事の方が重要なんじゃないかしら?
それにしてもこの映画の予告編はよくできてる。全体を覆う解決の糸口が見えない状況を象徴するような曇天の映像が全てをあらわしてる。予告編だけ観ておけば良かった。

ゼミの授業で、ゼミのみんなとピザ食べながら観た。最高の時間だ。

産まれる場所は誰にも決められないけど、生きる場所は自分で決められる世の中であってほしい。

差別や迫害によって生まれる団結ほど恥ずかしいものはない。
この映画を観ると、「人間はみんな平等」だなんて言葉は単なる綺麗事にしか思えなくなる。
だけど、この映画を観たら「やっぱり人間はみんな平等であるべきなんだ」と改めるキッカケになる。

フランス映画ならではの淡々と進む映画だけど、私はこういうのがめちゃくちゃ好きです。

原題は「WELCOME」 みんながみんなにこの言葉を言える世界になりますように
20171121鑑賞。舞台はフランス。移民問題が根底にあり、ヴァンサン演じる水泳コーチと、イラクのクルド移民で英国を目指す若者との心の通う物語。コーチには自身の離婚が、若者にはドーバーを挟んだ英国にいる彼女との邂逅が喫緊の課題で、それが互いに交差する。海の景色はどんよりしていて、全体的に物淋しいBGMが流れていた。ヴァンサン・ランドンは相変わらず厳しい風情の中にも優しさがある、いい役どころ。ダンケルクの海岸線が出てきた時には、思わずクリストファー・ノーランのIMAX映像と音が浮かんだ。
yasuka

yasukaの感想・評価

3.5
過去鑑賞。
海を泳いで渡ってでも彼女のもとへ、なんて。出来ないだろうなぁ。。

諦めるってことに、慣れてしまっている。いや、違うな。諦める以前に期待をしなくなったのか。
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