トシオ88

火星人地球大襲撃のトシオ88のレビュー・感想・評価

火星人地球大襲撃(1967年製作の映画)
3.7
ハマープロ製作のSFホラー、クォーターマス教授シリーズ第三弾!(誰も知らない(^^))
しかし映画はこの第三弾で終わってしまったようである🧐
クォーターマス教授役も、前作までのややメタボさんから少しスッキリの役者さんへ。そしてカラー化も果たした🇬🇧
ストーリー的には60年代のSFホラーとしてよくもここまで盛り込んだ、というほどに盛りだくさんな内容。ロンドン地下鉄延伸工事の途中で見つかる謎の動物の骨🦴、そして謎の物体。どうやら500万年前のものらしいがイギリス軍と政府は第二次世界大戦のロンドン空襲の際の不発弾として処理しようとするも、何をやっても傷ひとつもつけられず…。やがてその物体が作動し、遠く火星人の記憶と強烈な催眠命令が発動。太古に火星人により遺伝子操作されて生まれた人間達に共鳴、彼らは共鳴しない人間たちを虐殺していく…。
クライマックスは火星人の膨大な思念エナジーによりロンドンの建物が次々と崩壊!天まで届く火星人の思念エナジーの姿はイナゴの容姿!不気味なイナゴ姿の火星人がゆらゆらと街を覆う姿が恐ろしい😨
「光る目」や「スペースバンパイア」の前にこんなモチーフがよく似た作品があったなんて、観るまで知りませんでした🙀
クォーターマス教授は最後まで余り役に立たず、考古学の先生がほぼ主役なのはご愛嬌😆
最後、なんとか火星人の謀略からロンドンは救われるが殆ど廃墟になってしまった街に茫然自失の主人公達。60年代に、こうしたペシミズムに満ちた作品が生まれるのも、クセのあるイギリス映画ならでは🎬😆
トシオ88

トシオ88