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海ッ子山ッ子の映画情報・感想・評価・動画配信
海ッ子山ッ子を配信している動画配信サービス
『海ッ子山ッ子』の
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動画配信は2026年9月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次
海ッ子山ッ子が配信されているサービス一覧
海ッ子山ッ子が配信されていないサービス一覧
海ッ子山ッ子の評価・感想・レビュー
海ッ子山ッ子が配信されているサービス一覧
『海ッ子山ッ子』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
海ッ子山ッ子が配信されていないサービス一覧
『海ッ子山ッ子』に投稿された感想・評価
mingoの感想・評価
2020/02/17 01:29
3.8
海を切り裂くワンちゃんテツがでら可愛い!もれなく鳩さんもポッポーっ!
伊豆半島の小さな町を舞台に磯っ子(泣き虫のゴリラくん)と山っこ(クセが悪い鳩を抱える京助くん)の両集落の因襲的な対立を少年たちの友情によって和解していく心あたたまる物語。 なんてことない話だが清水宏や小津映画には無い木村荘十二ならではの溌剌とした子供の捉え方(未来につながる子らは大傑作)に好感が持てる。
前年の「ビルマの竪琴」に続いてベネチア国際映画祭サンジョルジュ賞受賞作。2003年のYIDFFでも上映している。荘十二の再評価が進めば良いなあ
#mingo2020
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ルサチマの感想・評価
2024/10/29 10:05
5.0
地方へやってきた赴任教師が主人公であるかのようで、特に何かをするでもない。彼の目線から磯っ子と山っ子で分断された社会を見つめるというだけで、謂わばこの教師は子供たちの喧嘩の出来事を見つめる目撃者としての役割を担うだけなのだが、そのことによって磯っ子と山っ子どちらに肩入れするでもなく、事態に巻き込まれながら同じ村の子供たちと経験を積んでいく身振りが与えられており、そこに木村荘十ニの大人に対する信頼と教育という行為への責任を感じる。
自然豊かなロケーションの中に暮らす子供というだけでなく、鳩を飼う山っ子が戻らぬバカ鳩を捜すという行為に同年に制作された清水宏の『母のおもかげ』を思い出さずにはいられないが、清水がいつになく暴力的な人間の闇を描いたのに対し、木村はむしろPCL時代に描きこんだ社会の暗がりから、後期に行くにつれて牧歌的な喧嘩の描写となり、大らかさを獲得しているように見えるのは興味深い。
今作においても時間の経過の描写は圧倒的であり、祭りの練習を抜け出して鳩を捜しにいくも、木から落ちた山っ子を助けるために夜の川を船酔いしがちな海っ子が小舟で助けに行くというクライマックスの光の移ろいをとらえた、停滞とノスタルジーが入り混じったような川辺の時間は見事という他ない。
さらに映画史に刻まれるべきと思う紀州犬の名演も素晴らしく、手紙をくくりつけられて、大人たちを呼びに川を泳いで戻る一連のシークエンスだけで永遠に見ていたくなる。
そうした子供達の成長の過程を見届けたのちの村の伝統祭りの場面。海と山、それぞれに違う暮らしをする人々が対立してきた伝統を引き継ぐ必要などないと大人たちが自覚して、必要ない伝統を見直して、大らかに次なる伝統を作る意志を持つ描写の描き込みはブレヒト的というべきか。
やはり木村荘十ニは最後まで真のプロレタリア作家だったと発見があった。
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flyoneの感想・評価
2026/10/21 07:46
-
海辺の町にひとりの教師が赴任してくる。
バスガイドに促されるまま降りると、ある夫妻に丁重な歓待を受けここがあなたの下宿先なのだと告げられ、教師はひたすら困惑するばかりである。彼の演じるべき役割はすでに明らかだ。彼は物語に決定的に作用することはなく、あくまで見知らぬ町に放り込まれ、事態をただ見つめることしかできぬ観察者にすぎない。
ところで、この海辺の町では、町民もよく知らぬまま、海に生活の糧を見いだす「磯っ子」と山の実りに生活の糧を得る「山っ子」との間に分断が走っており、両者は何かにつけて互いを嫌悪している。この悪習を断つことが物語の大まかな筋立てとなるが、その主体となる子どもらの生き生きとした存在感がすばらしい。清水や小津のようにすばらしいといっても過言では決してない。先に述べたように、ここでの教師は専ら観察者にすぎず、子どもらに自身の考えや価値観を「教育」して啓蒙する役割を演じてはいない。あくまで分断は子どもらの必死の身振りにより解消し、幸福感でいっぱいになる祭りのシークェンスで映画は終わる。『海ッ子山ッ子』は真の傑作であり、清水や小津のように知られるべき作品と強く思わされた。
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