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マージン・コールのkmiwのレビュー・感想・評価

マージン・コール(2011年製作の映画)
4.0
あの日あの時をふりかえってみよー📉
(toriten45さんご紹介😊ありがとうございます)

というわけで、世界中の人々がドン引きし、その後の人生に多大な影響を及ぼしたリーマン・ショックの前夜から当日にかけての恐怖の一夜を描いた作品。
緊迫感に圧倒され、当時を知る方ならば血圧が上がること請け合い。

映画の始まりは大規模リストラ。ここだけでも胸が痛くなる。
そしてリストラ対象となった危機管理部の職員が、去る直前にヒラの部下に残したメッセージは金融市場の崩壊を示唆する重要な資料であった。

投資銀行に勤める人々は総じて優秀な方々だが、さりとて人間。
それぞれの価値観に従い物事を判断するわけです。

直面する事態は同じであれど反応はそれぞれ。金と信用、どっちを取りますか?という選択を限られた時間と空間の中で決めないとならない。

金は莫大。しかしそれを選択するか。

ヒラからトップまでの選択がこの短時間のドラマを形作る。冷徹な(冷静とも言える)選択出来る人が金融業では上に行くんだなー。胆力なのか、自分勝手なのか。

淡々としかもスリリングに展開し、金融詳しくなくても結構楽しめる。
ラストの中間管理職ケヴィン・スペイシーの選択とほろ苦い表情が良い。
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