Newman

マージン・コールのNewmanのレビュー・感想・評価

マージン・コール(2011年製作の映画)
3.7
大手投資銀行が破綻寸前でどう切り抜けようという話だったのだが、「とにかく倒産しそうなんです」という話になっていて、状況を説明するシーンが出てくるが、「ともかくダメなんです」とばかり言っているようで観ていてそこはつまらなかった。もっと実際の状況を説明しても良かったと思う。この映画を観ていて思いました。まるでサラリーマンが野球選手のようだと。「首です」の宣言が「今日、首です。明日から出社に及ばず」でお終い。日本の雇用環境は甘すぎるのかもと思いました。日本がバブルの時代には、日本的雇用が勝因ではないかと日本も思っていたし、先進各国もそうかも知れぬと研究していたように思う。だが、日本の負けが込んでくると「だから甘えが生まれる。成果ではなく人間関係で出世していく。酒を一緒に飲みゴルフを楽しむ。それだけで何か資格を身につけようとか。もっと上を目指すから日々勉強を怠らないなどということは全く考えない」そんなことをしているから、ずっと生産性は先進各国に比べて上がらないということになる。なんて思いながら観ていました。
デミ・ムーアが幹部職員の役で出ているのですが少し年は取っていますが顔は変わっていませんでした。いじっていなかったということなのでしょうか?
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