大正から昭和時代に繰り広げられる男たちの義理を描いた任侠作品「昭和残侠伝」シリーズの第七作目。
主演は高倉健、池部良が共演、藤純子がヒロイン役を務める。
舞台は東京の深川。
花田秀次郎(高倉健)はいかさま賭博で金を巻き上げられて、行く当てもなく銀杏の木の下で雨に打たれていると、芸者見習の若い娘(藤純子)が通りかかる。
彼女は優しい声をかけて酒を飲ませてくれるなど親切にしてくれる。
それから三年、花田は渡世で修行を積む。
ある時、いかさま博打にケチをつけ、賭博師の腕を刺してしまい、刑務所送りに。
刑期を終えて出所し、実家の料亭の喜楽で堅気になって板前として働き始めるが……
任侠というよりは、花田と芸者の恋の物語がメインで、芸者の花田への一途な恋が描かれています。
「止めやしません だけど死なないでください 何年でも待ってます 今度はお願い あたいだけの義理に情けに生きてほしい💓」
藤純子が素敵です。
シリーズお決まりの二人の討ち入りは、花田と板前の兄弟子・風間重吉(池部良)が、喜楽を乗っとろうとした駒井一家に対して決めてくれます。
今宵も花咲く唐獅子牡丹。
「死んでもらうぜ!」
2022.1 BS12で鑑賞