あきしげ

ゾンビ・ドッグのあきしげのレビュー・感想・評価

ゾンビ・ドッグ(2002年製作の映画)
1.5
鑑賞には気をつけろ!
パッケージは詐欺だ!
ゾンビになるのは犬!
飼い主は終始人間だ!

冒頭の6分間は主人公の独白から始まり、
ネガティブキャンペーン絶賛展開をして、
ビールがなくなり車で店へ買いに行って、
帰り道はバドワイザーを片手に犬を轢く。

お前の独り言など聞きたくない。
なぜなら、面白味が微塵もない。
そもそも、楽しませる気がない。
だからお前の独り言はいらない。

「原稿を取りに来る女が嫌い」
「電気会社のウザイ女が嫌い」
「訪問販売のセール女が嫌い」

そんなの知るか。
お前の文句など聞いて何が楽しい。
実につまらない。

それと犬は正確にゾンビじゃない。
ただ、ビールをかけて生き返った。
それだけで人を襲うワケじゃない。
ただ、食欲を満たす為に食うだけ。

犬の名はラッキー。
主人公はラッキー。
仕事ができてラッキー。
恋人ができてラッキー。

すべてはラッキーのおかげ。
仕事、
恋人、
成功、
すべてはラッキーのおかげ。

犬に支配される主人公。
クズだから同情はない。
むしろ犬の方が正論だ。

主人公は単なる操り人形。
すぐにバレてしまうけど、
そこから超展開が始まる。

気がついたらサイコキラーになった主人公。
だが、この設定はすぐに終わって次の展開。
数人殺して裏庭に埋めているのにバレない。
犬が脚本を考えている事はすぐバレたのに。

なんだこの作品。
面白さは皆無で、
超展開すぎるが、
可能性を感じた。

もう少し構成と演出を工夫すれば、
もしかすると秀作になり得たはず。

RE-44
あきしげ

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